2015/11/15 未知の森ー多様性との遭遇ー @飯田橋

人が営むあらゆるアート&デザイン、思考、実践を、人類の壮大な旅における「生命再生の表現」としてとらえ、様々な連携や活動を行っているIAA(多摩美術大学芸術人類学研究所)。

「土地と力」を年間テーマに掲げ、人類の始まりから、地球上のさまざまな土地における社会と文化のありようを研究されていますが、本年度第3回のシンポジウムは、プラントハンターの西畠氏と東京都現代美術館でアート•キュレーターを務める長谷川氏が対談する「Michi no Mori / 未知の森ー多様性との遭遇ー」を11月15日(日)にrengo DMS/連合設計社市谷建築事務所にて開催します(最寄駅:JR総武線•東京メトロ有楽町線•南北線•東西線•都営大江戸線/飯田橋駅)。

参加募集と同時に満席となった本イベントですが、エココロ(ecocolo)さんの読者プレゼントで特別に3名様のご招待があるとのことで情報シェアいたします。

地球上のそこにしか生息しない希少な植物を採集し、新たな土地に運んだ先で多くの人々に驚きと感動を与えるプラントハンターという仕事。
ある土地固有の文化、風土、歴史の中で生み出されたアートに普遍的な価値を見出し、新たに運んだ先で多くの人々に作品の魅力を紹介するキュレーターという仕事。
植物もアートもそのものだけでは移動範囲が限られますが、西畠さんや長谷川さんのような「ハンター」のチカラを借りて、それらは世界を旅している、といえるでしょう。

KTSは以前、green drinks kawasaki × asobi基地で講演させていただきましたが(/2014/09/green-drinks-kawasaki-3asobi.html?m=0)、その際にasobi基地代表の小笠原さんがおっしゃっていた「(物理的に)親が動かないと子供は行けない」という言葉が、今回のこのシンポジウムの内容を見たときに蘇ってきました。
植物もアートも子供たちも、異文化に飛び込むことで自身が「何者か」を問い、新たな文化のなかでの立ち位置を見つけるために、拒絶や適合を繰り返しながら多様性と自らのアイデンティティを見出していくのではないでしょうか。そして、それは共に旅するオトナも然り。

本イベントの紹介文には以下のような記載があります。
「スマホやタブレット端末が普及し、さまざまな情報がインターネット上にあふれている中、世界はより身近なものになり、あらゆる情報が私たちの目に触れるようになりました。しかし、その文化に触れてみてはじめて得られる高揚感や発見は、見つけ出さなければ埋もれていってしまいます。」
まさに旅の醍醐味、ここにあり!というような一文ですが、西畠さんや長谷川さんのような文化の架け橋となり、好奇心の扉を開くカギを発掘し、紹介してくださる「ハンター」は旅立ちへの切符を手に入れるのに欠かせない存在。
知識や技術だけではなく、人々の感性を揺さぶる植物やアートのハンティングの秘訣や、その面白さ。ぜひ直接聞いてみたいですね。

ecocoloさんの読者プレゼント応募〆切は11月5日(木)まで。WEBからご応募ください。
応募方法、イベント詳細はリンク先よりご確認ください。
author:ミー