2015/10/2〜3 博物館で野外シネマ

今週火曜日の投稿でご紹介した東京国立博物館。1872年、日本最古のミュージアムとして設立され、宮沢賢治が足しげく通い、心から愛した場所として彼の短歌や手紙に残されていることはご存知でしょうか。

その宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」が、今年で2回目を迎える東京国立博物館「博物館で野外シネマ」に登場です。本日10月2日からの二日間、移動映画館キノ・イグルーさんとの共催で、19時から本館前にて上映されます(最寄駅:JR各線/上野駅または鶯谷駅)。

今回上映されるのは、杉井ギサブロー監督の「銀河鉄道の夜」。宮沢賢治の原作小説をますむらひろしさんの猫のキャラクターを元にアニメーション映画化した作品です。

「第66回 こすぎナイトキャンパスin紀伊國屋書店〜新潮文庫の100冊を読もう!」参加時にも紹介しましたが、実はこの映画、私の旅の原点でもあります。当時小学生だった私は、星々を巡る旅の美しさ、切なさに触れ、宮沢賢治の世界をもっと知りたいと思い、人生で初めて自分の親に「自分から行きたい!」と小岩井農場への旅行を懇願したのでした。いわば私の人生初の「旅立ちスイッチ」がこの映画だったのです。

宮沢賢治と所縁の深い場所で宮沢作品を見る。芸術の秋ならではの楽しみ方ではないでしょうか。また当日は22時まで開館時間も延長されています。ご紹介した企画展「博物館でアジアの旅」や特別展「アート オブ ブルガリ  130年にわたるイタリアの美の至宝」(別途観覧料必要)も開催されています。あなたの「旅立ちスイッチ」が見つかるかもしれませんよ♪

「博物館で野外シネマ」は無料ですが、当日の入館料(一般620円、大学生410円 )が別途必要です。雨天時は会場を平成館大講堂へ変更し、定員は先着380名様となります。その場合は、当日18:00より整理券を正門プラザにて配布予定です。

イベント詳細はリンク先よりご確認ください。
author:ミー