良質なおもちゃに囲まれる幸せ 「 東京おもちゃ美術館 」

  

旧四谷第四小学校の校舎の一角に移転された「 東京おもちゃ美術館」。世界中から集められた良質なおもちゃが集められた空間です。
・実際に遊べる玩具
・おもちゃを保存する役割の美術館
・ワークショップ
の三本立てて楽しめるこの美術館。

建物自体も昔の小学校そのものを利用しているので、大人はノスタルジックな気分に浸りながら、童心に戻っておもちゃと触れ合える貴重な体験ができます。遊び方でわからないことがあれば、赤いエプロンをつけたスタッフ=「おもちゃ学芸員」さんに質問すればやさしく教えて下さるので、どんどん話しかけてみてくださいね。


グッドトイ展示室:本年度選定されたグッドトイが展示されおり、その中の幾つかで遊ぶことが出来ます。

旧音楽室を利用した「おもちゃのもり」:ひのきの床・杉の木を使った鳥かごのようなセンターハウス等、木の香り・感触を存分に楽しみながら体を使って遊べる部屋です。

ゲームの部屋:世界中から集められたボードゲームやテーブルサッカーが置かれた部屋。遊び方がわからない場合は、学芸員の方に質問すれば親切に教えて下さいます。集中力のいるボードゲームに大人も夢中。

おもちゃのまち あか:日本の伝統的なおもちゃが集められた空間。大人は入れない子供サイズの小さなお茶室「四谷庵」も備えられ、伝統のおもちゃ遊びのイベントも開催されています。

おもちゃのまち きいろ:ごっこ遊びができる3つのスペースや、世界の楽器が集められた賑やかなお部屋。長いレインスティックややぎの蹄マラカスなど、実際に音を出して楽しむことが出来ます。

また、企画展「マトリョーシカとロシアの玩具」も開催中。
おなじみマトリョーシカの他、木工芸・漆器・陶磁器、そして昔から伝わるおもちゃ~教育玩具までが一同に集められた貴重な展示です。ハッキリとした色使いながら、どの色にもグレーが入っているような若干のくすみを持つ色使いが新鮮で、そう言えば旧共産主義権でよく見かけるような配色だなと過去の旅を思い出させてくれました。


3F「おもちゃこうぼう」では日替わりでおもちゃづくりのワークショップも開かれています。
今回体験したのは「くまぐるりん」づくり。(別料金300円)
企画展で手にしたおもちゃ「ボゴロドスコエの仕掛け玩具」からヒントを得た木の動くおもちゃだそうです。

5歳から参加可能でしたが想像以上に難易度が高く、要所は親の助けが必要でした。その分出来た時の達成感は高かったようでこども達は大喜び。作り過程で失敗してバラバラになった瞬間もありましたが、作る手順を全て把握できているので、例え壊したとしても自分のチカラで直すことが出来るんですね。そういう所も手作りおもちゃの魅力の一つだと気がつくことが出来ました。

見て触って作って、1日良質なおもちゃに囲まれて過ごせる暖かい雰囲気の美術館でした。乳児連れでも安心して過ごせる設備も揃っていますので、梅雨の時期のお出かけに困ったらぜひ思い出してくだいね。

また、おもちゃ学芸員や赤ちゃん木育サポーターの養成も行っているこの施設。Webサイトでは応募方法も案内されていますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。

Webサイトはこちら
http://goodtoy.org/ttm/index.html

■住所:東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内
■最寄り駅:四谷三丁目駅(東京メトロ丸ノ内線)/曙橋駅(都営地下鉄新宿線)
■開館時間:10:00~16:00(入館は15:30まで)
■休館日:毎週木曜日
■特別休館日
 2015年9月7日(月)~11日(金)/ 2016年2月1日(月)~5日(金)
■年末年始
 2015年12月26日(土)~2016年1月5日(火) 
■入館料
こども 500円 (6ヶ月~小学生) / おとな 800円 (中学生以上)
おとなこどもペア券 1,200円 
※当日に限り再入館できます。受付に入館券をご提示ください。
※小学生以下のお子さまのみの入館はできません。
※障がい者手帳をお持ちの方はご本人のみ無料です。