2015/6/5〜7 1杯300円から楽しむ「日本ワイン祭」@豊洲 と新潟「カーブドッチ」の魅力

カーブドッチ@新潟
 北は北海道から南は九州まで、地域の土壌や気候に合わせめ栽培された100%日本産のブドウを使用して日本国内で醸造された「日本ワイン」。個性豊かな18都道府県51ワイナリーが、6/7(金)〜9(日)豊洲公園に大集合し、「日本ワイン Matsuri 祭」を開催します(最寄駅:東京メトロ有楽町線またはゆりかもめ/豊洲駅)。

単に味わうだけではなく、産地を訪ね、その風土や文化、さらには生産者の志を楽しむことができることもワインツーリズムの魅力。

そこで、今回はKTSが実際に訪れた新潟県のカーブドッチ Cave d'Occi Wineryをご紹介。

新潟市の中心から海沿いに西へ20kmほど行った角田山の麓にあるワイナリー。新潟には珍しく冬の角田浜は積雪も殆どなく、夏場は熱集積が高く、降雨が非常に少ない年が多いという特徴があり、これはフランスのボルドー地方と非常に似た気候なのだそうです。
ワインづくりはブドウづくりから、とのことで、水はけがよい土地を改良しながら、欧州系と呼ばれるワイン専用品種のみを栽培。この地に合う品種を試行錯誤で育てているそうです。

角田浜の気候に惚れ込み、オーナーの落さんがワインづくりを決心したとき、手持ち資金はわずか200万。融資してくれる銀行は皆無。そんなとき、落さんが考えだしたのが「ブドウの苗木のオーナー制度」。1口1万円でブドウの苗木のオーナーになると、10年間毎年ワインが1本送られてくるという仕組みが大当たりし、1年で3000万円を調達。まさに現在のクラウドファンディングの先駆けといえる仕組みで資金調達だけではなく、このスポンサーワインを受け取りくる方をはじめとした年間30万人をこえるファンづくりにも成功しています。

ワイナリーには、ワインと一緒に地元の魚や肉を楽しめるステキなレストランも併設。なかでも、「薪小屋」は日本の古民家とドイツ建築が融合したレストラン。
ドイツ人建築家カール・ベンクス氏による、新潟の古民家とドイツの建築を融合させたダイナミックな空間が特徴で、店内で販売しているハム・ソーセージは、本場ドイツで製法を学び、新潟県内で飼育した越後もちぶたを100%使用した自家製品です。

このようにワイナリーツアーでは、ワインを通じて、その土地の風土を知り、生産者の志にふれ、新たな視座からその「地のもの」を堪能できるちょっとディープなオトナ旅を体験することができます。
ぜひ、ワイン祭りであなたのお気に入りの一杯と、次の旅の目的地を探してみてはいかがでしょうか。

参加に際しては、入口でプラスチック製のオリジナルワイングラス200円を購入ください。その後、各ブースでワインを購入。飲み干したら、洗浄スペースでグラスを注ぎ、いざ次の出逢いへ!美味しいフードも見逃せませんよ!
利用方法ならびにイベント詳細については、リンク先よりご確認ください。