2015/5/17・6/21 町工場見学とフロッタージュ体験で職人の思いを写し取る 「オオタノカケラ」

オオタノカケラ」では、50年間旋盤一筋に町工場を営まれた職人のご遺族のご理解のもと、その職人の道具をモチーフとして、フロッタージュの美術作品で知られる酒百宏一氏と、参加者が恊働してモノづくりの魅力を発見し、参加者とのつながりやおおたのモノづくりを作品として表現する活動を行っています。

5/17(日)、6/21(日)に開催される第2回のワークショップでは、大田区北糀谷の町工場を見学。その後、大田区東蒲中学校に移動して、5職人の道具を色鉛筆で紙に写す制作に取り組みます(最寄駅:京急/京急蒲田駅)。

フロッタージュ(frottage)は、凹凸のあるものの上に紙を置き、鉛筆などの描画材でこするように描くことで、対象の凹凸や形状を写し取る技法です。フロッタージュ作品は、見る者により何に見えるか異なることから、見る者の想像力を拡大させる効果があると言われています。

日本を代表する町工場を中心とした産業のまち大田区。おおたのモノづくりは、それぞれの工場が小さな部品を請け負い大きな仕事をこなす、技術と助け合いのネットワークと言い換えることができます。さまざまなニーズに対応する技術を持った職人が日本の近代工業を支え、さらには最先端のモノづくりの根幹を支えてきました。

『オオタノカケラ』の「カケラ」とは、そんな職人たちがつくりだす部品や道具を意味しています。それらをフロッタージュという写しとりの技法を通じて、職人達の思いを写し取ります。さらに、各人の作品をつなぎあわせて、大きな作品をつくることで、参加者との「つながり」やおおたのモノづくりの「あゆみ」や「ネットワーク」を実感することもできるワークショップです。一度体験するとハマってリピートされる方も多いとか。

参加費は無料。定員は15名、小学校3年生以上が対象です。
親子でおおたのモノづくりを学び、感じ、表現してみるのはいかがでしょうか。

参加申し込み方法や詳細はオオタノカケラ オフィシャルページでご確認下さい。